- ブログ
- 十条店
📱 防水スマホなのに水没する本当の理由
「このスマホ、防水だしお風呂で使っても平気でしょ?」
そう思っていたのに、
ある日突然 電源が入らない・タッチが効かない・カメラ曇る…。
修理店には、
“防水スマホなのに水没した”という相談が毎日のように来ます。
実は、防水スマホにも明確な“限界”があります。
今日はその原因をわかりやすく解説します!
❗1. 防水は“永続”じゃない(経年劣化する)
スマホの防水は、
本体の隙間を埋める パッキン・接着テープ・ゴム素材 によって成り立っています。
しかし…
- 経年劣化
- 熱
- 落下衝撃
これらで 防水パーツが弱くなり隙間から水が侵入 します。
📌 特に2〜3年以上使っているスマホは
新品時より防水性能がかなり落ちていると思ってOKです。
❗2. 防水規格(IP68)は「真水・静止状態」での話
多くのスマホが謳う IP67 / IP68 は、
- 真水
- 常温
- 静かに沈めた状態
- 一定の水圧まで
- 一定時間のみ
という“実験室レベルの条件”での話。
お風呂・シャワー・プール・海水は…
× 温度が高い
× 石鹸やシャンプー成分
× 塩分・不純物
× 勢いのある水流
× 湯気(湿気)
などのせいで、
IP規格の想定外 → 普通に故障します。
❗3. 湯気(蒸気)は簡単に内部へ入る
実は修理屋の感覚で一番多いのがコレ。
お風呂で使っていると、
熱い蒸気が内部へ入り込み、
カメラの曇り → 水滴 → ショート
へと進みます。
📌 特に お風呂スマホは水没率が異常に高い です。
❗4. 落下しているスマホはほぼ防水が死んでる
落としたときに外装が割れていなくても、
内部のパッキンがズレたり、フレームが微妙に歪むことで
防水性能はほぼゼロ になります。
「数日前に落として、そのあと普通にお風呂で使ったら水没した」
これはめちゃくちゃ多いパターン。
❗5. 充電口・スピーカーはそもそも“完全防水”ではない
防水スマホでも、
充電口・スピーカー・マイクなどの穴は完全密閉できません。
そのため、
- 水が入りやすい
- 金属が腐食しやすい
- 接点がショートしやすい
という弱点があります。
🔍 修理屋としての結論
防水スマホ=水に強いだけで、水に耐え続けるわけではない!
特にNGな使い方はこれ👇
- お風呂での使用
- シャワーを当てる
- 落としたあとの水場使用
- プール・海での使用
- 経年劣化しているのに“防水”と思い込む
正直、水場で使うなら防水ケースが必須 です。
📌まとめ
- 防水は永続じゃなく劣化する
- IP68はあくまで実験条件の話
- お風呂の“蒸気”が一番危険
- 落とした瞬間、防水はほぼ死ぬ
- 充電口はそもそも完全防水ではない
スマホは“水に弱い精密機械”という認識が大事です!
📍スマホ修理堂 十条店(クイック北区十条店)
〒114-0034 東京都北区上十条2丁目30−4
🕐 営業時間:10:00〜20:00(年中無休)
📞 TEL:03-5948-9464
📍 Googleマップで見る
🔗 公式ホームページ